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- 交流無負荷作動型電磁ブレーキをモーターの後面ろに装着して電源切れると同時にMOTORが瞬時停止して負荷を維持します。
- 単相モーターブレーキはREVERSIBLE MOTORに繋がって、三相用モーターにはINDUCTION MOTORに直結したモーターです。
- 動力源としてモーターを使うとき短時間にモーターを停止させ、その負荷をその位置で維持したい場合に使います。
INDUCTION MOTORでは電源をOFF時に瞬間的に停止しないで30~40回転、REVERSIBLE MOTORは5~6回転OVER RUNします。
(ただし、モーター単品無負荷の場合)
- 瞬間的にモーターを停止したい場合にはブレーキパックを使います。
但し、ブレーキパックはモーターを瞬時停止することが出来る電磁ブレーキ回路ですが負荷を維持する力は持っていません。
(モーター単品無負荷時OVER RUNは1回転未満です。)
- 負荷を維持する用途で使う場合には電磁ブレーキを装着して作動します。
- 電磁ブレーキモーターは電源OFFの時、モーター単品が無負荷の場合には1~4回転OVER RUNします。
- 頻繁な瞬時正逆回転が出来ます。簡単な切り替えで1分に6回停止が可能です。
(但し、停止時間を3秒以上確保してください。)
- モーター、ブレーキ部が同じ電源で使えます。ブレーキ部に整流回路を内蔵してモーターと同じ交流電源を使います。
① 構造と動作原理
図1.は電磁ブレーキモーターの構造図を表したのです。当社の電磁ブレーキモーターは、無励磁作動型で、
コイルに電圧を認可すると、スプリングで抑えられたアーマチュア(ARMATURE)が吸入されることによってスプリングを押し、
アーマチュアとブレーキ・ライニングとの間に隙間が発生して、制動力が解除されてモーターシャフトの回転が自由になります。
② 電磁ブレーキの特性
交流無励磁作動型電磁ブレーキとしてモーターと直結して電源が切れると同時にモーターは瞬時に停止し、
負荷を維持します。維持力は2kgf・cm~10kgf・cmです。電源OFF時、維持力が作動するタイプで電源が切れたような緊急時に
安全ブレーキとして最適です。
③ 結線方法による制動時間の差
結線方法は(図2)のようにしますが結線を簡単にするために(図3)のような場合には(図2)
の接続場合と比較すると制動時間が50msecくらい長くなり、その分OVER RUNも増加します。これは制動時にモーターの自己エネル
ギが電磁ブレーキ電磁石の励磁巻線に作用し、電磁ブレーキの励磁を解除しても約50msec間電磁石が続いて作動してブレーキ作動が遅
くなるためです。
Voltage | Size(mm) | Output(W) | Frequency(Hz) | Ampere(A) | Input(W) | Brake(kg.cm) | Torque(N.m) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
単相 110V/220V | 60 | 6 | 50/60 | 0.031 | 3.1 | 2.0 | 0.20 |
70 | 15 | ||||||
単相 110V/220V ↓ 三相 220V | 80 | 25 | 50/60 | 0.054 | 5.4 | 4.0 | 0.40 |
90 | 40 | 50/60 | 0.100 | 10.0 | 10 | 1.00 |
K8RG25NC-Bを例にK8G30Bを組合して慣性体(GD L²=1000kgf cm²)を駆動する場合、動作時間、制動時間、OVER RUNを
算出すると(電源周波数が60Hzの場合)一時的に負荷の慣性モメント値をモーターシャフト値で換算すると ここで、
GDM2 = |
| [kgf·cm2] | = |
| =1.1[kgf·cm2] |
GDL2 : 負荷のFLY WHEEL効果 [kgf·cm2]
GDM2 : MOTOR SHAFTでのFLY WHEEL効果 [kgf·cm2]
I : ギアヘッド減速比
SI単位で慣性モメントは i で示し、次のような式で換算します。
I = |
| [kgf·cm2] |
g : 9,80665[m/s²]
② OVER RUN
下記の図5のようにモーターシャフトのOVER RUNはNM≒2.5回転であるためギアヘッドの出力軸のOVER RUNは
NG = |
| = |
| =0.08 revolution (28.8˚) |
③ 動作時間、制動時間
- 下の図5のように動作時間t1≒13-[msec]、制動時間t2≒170[msec]になります。
- ブレーキモーターの動作時間はモーターの動作時間に電磁ブレーキ開放時間を出したのです。
従って予め電磁ブレーキを開放しておくともっと早くモーターを動作させられます。
- ブレーキを開放する時間は最小限モーターが動作する10msec前にしてください。
ブレーキモーターの一般仕様
項目 | 仕樣 |
---|---|
絶緣抵抗 | 常溫、常濕でモーターを定格運轉したあと、モーターのコイルとモーターケースをDC 500V MEGGERで測定して100㏀以上であること |
絶緣耐壓 | 常溫、常濕でモーターを定格運轉したあと、モーターのコイルとモーターケースを1500V 50/60HzのRM電壓を1分間認可して異常のないこと |
溫度上昇 | 电机正格运行时,用温度测量仪测量值为A种为65deg以下 E种为75deg以下B种为85deg以下 |
絶緣等級 | E種(120℃)、B種(130℃)、UL規格認証品はA種(105℃) |
過熱保護裝置 | THERMAL PROTECTOR內藏(自動復歸型):解放130℃±5℃ 復歸82℃±15℃ |
使用溫度 | -10℃〜+50℃(UL、CE規格認定MOTORは-10℃〜40℃) |
使用濕度 | 85%以下(結露のない所) |